CIFTの"知の巨人"鈴木による株式用語の「優しい」解説。

第一回 株主総会

第九回 損益計算書(2005年10月14日)

 今日は株式用語解説記念すべき10回目です。更新が遅れに遅れ、やっとこさ10回までたどり着いたわけですが、更新のスピードよりも続けるって事が大事だよね。って自分に言い聞かせながら今日もはじめていきます。

 今日のテーマは「損益計算書」です。前回の貸借対照表に引き続き、財務諸表の一つであり、plofit & loss statementの頭文字をとってP/Lとも呼ばれています。損益計算書は簡単に言えば企業の業績を示すもので、どういった過程で利益が生まれたのかを表しています。

 損益計算書はいくつかの区分に分かれており、大きく分けて経常損益の部と、特別損益の部にわけられます。経常損益の部はさらに営業利益を求める営業損益の部と経常利益を求める営業外損益の部に分けられます。営業利益っていうのは通常の商品販売活動を行ううえで出る利益のことで、経常利益っていうのは、突発的な損益を考慮に入れず、ある会計期間で会社があげる利益のことです。つまり、商品を売ることにかかる収益や費用を含め、株の売り買いや利息の受け取り支払いなどの通常会社が行う活動でどれだけ稼いでるかというものです。

 そして、特別損益の部は名前のとおり特別な収益、費用が記載されています。特別っていってもあいまいだけれども、例えば災害で固定資産が壊れてしまった費用とかが含まれます。

 これらを含めて最終的に税金をとられる前の利益が求まるわけです。

 ここで少し注意したいのは、これらはあくまで名目的な収益や費用であって、必ずしも現金の増減ではないということです。現金の増減を見るにはキャッシュフロー計算書というものを見る必要があり、これはまた次回にします。

 ではでは。

すずき  

第二回 株式ミニ投資
第三回 日経平均
第四回 TOPIX
第五回 証券会社
第六回 会社四季報
第七回 IR
第八回 貸借対照表
第九回 損益計算書
第十回 キャッシュフロー計算書
第十一回 PER
第十二回 ROE
第十三回 PBR
番外編 その@
   

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